99%の信用維持に全力投球を
…1%のもっている意義について

暑中お見舞い申し上げます。

「創意工夫・総力結集・先手必勝」酷暑のみぎり、皆様のご健勝をお祈り申し上げます

上期もお陰さまで「大過なく結果いたしました」と報告をさせていただきます。

上期の構造改革については、二月にドットコムの二階に商品管理センターを移設し、情報処理室を管理課内に取り込み、応接室を営業部に変貌させ、HIHIセンターには六月に中量ラックをBUSから移設、省スペース化を積極的に行いお得意先様の商品管理機能を効率的に改革させていただきました。

いよいよ、今月からコールセンターが開設されパソコン等も設置されることになります。8月からは専任担当者が数名配置される段取りです。

しかしながら、上期の業績について言えば大過なくと申し述べましたが、実は不満足であるし皆さんにも応分の対応をせざるを得ない状況に到らしめたことについては、社長として誠に申し訳なく衷心よりお詫びを申し上げます。

要因について言えば、私たちを取り巻く営業環境に対峙しきれなかったことが上げられます。

入札単価は、まさしく特需（30～40％下落）が当たり前の様相を呈しております。

過去に経験のない大変厳しい状況に翻弄された結果、受注拡大と収益力確保に大きな影響を及ぼし、予定したとおりにことが運ばなかったと捉えております。

経営者の責任について

「企業の存続は経営者の責務、全方位を睨んで経営の健全化を図ってください」お得意先様のI社長から届いた（平成15年）暑中見舞いに添えてあった一文であり、私に与えられたありがたい指針として、いま改めて噛みしめております。

社長就任以来満7年、営業環境の改善・業務改善・人事といわゆるインフラの整備に汗をかいてまいりましたが、今後の三年間は経営の効率化に積極的に取り組んでまいります。

「1％の信用を守る為に99％の信用を失う必要はない」恐々謹言創業30周年（10年前）を迎える佳節にあたって、経営スタンスを更に事業を大きく転換するきっかけになった、重要なインパクトのある発言であったと振り返っておりますが、今、まさにこの考えを私自身が踏襲しなくてはならないと覚悟をいたしております。

特に、人事等について重複管理になっていないか？等々既に取締役および部長には改善案や改革案を提示いたしております。

積極的に対応していくことは、「顧客創造と収益力の向上」と明確に打ち出しておりますが営業部の基本は、新規顧客の獲得です。

生産管理部管理課は、顧客管理に徹していただきますが、そのために積極的に配置転換や採用によってスキルアップに努力いたしてまいりました。

昨年のヒーローズに、「あなたのレベルが会社のレベル」と管理課担当者に檄を飛ばしてまいりましたが、お陰さまで「ISO9001品質管理マニュアル」が徹底され、管理業務が格段に成長を致しました。この機会を通して、既存客は管理課に移管をさせます。

営業部の皆さんのフットワークに弾みがつくように、お得意先様の傍に何時もいられるような営業環境を是非作っていただきたいと念じております。

経営の効率化は総力結集

経営の効率化は、「1％の信用を守る為」に発生する経費やムダを徹底して排除すること。

下期についても私を先頭に、「創意工夫・総力結集・先手必勝」で臨んでまいりましょう。社長として過去に経験のない「財務改革」を念頭に、一意専心、更なる経営の効率化に努めてまいります。ご協力をよろしくお願いいたします。

今月から、男子社員の作業衣のカラーも変わり、水色が職場を爽やかに演出いたしております。

颯爽と日常業務に邁進するとともに、これを機会に、服務規程も含めた「社内のコンプライアンス」の醸成にご協力をお願いいたします。

代表取締役　廣澤 三夫