きづきと執念　そして…

サッカー・ワールドカップに学ぶ

6月のヒーローズに　いい会社の条件「対応の早さと和のある会社」と記した。今回のW杯を固唾を飲んでテレビ観戦。にわかファンと言われようと、「素晴らしい　手に汗した　感動した」。

特に決勝トーナメントの「日本対トルコ」のあとの「韓国対イタリア」は歴史に残るいい試合ではなかったかと思う。

日本が韓国がどよめいた。日本チームが惜敗だっただけに、アジアの中から、開催国の中からとの思いがあってのことかとも思うが、キックオフから最後のシーンまで固唾を飲んで・・・日本が負けてイレブンが肩を落としたときに、私の胸がきゅんとして涙がにじんだ。

韓国チームが勝って、スタンドに向かって走りだしサポーターにスライディングで感謝の意を表したときは、「・・・なかなかやるね」惜しみない拍手を贈った。

勝者には勝者の条件があって、必ず「決定的瞬間」を生んでくる。

敗者には敗者の環境が結果として整ってしまう。皮肉なものだとつくづく思う。

こんなにすばらしいゲームが、地球上で繰り広げられてるとはついぞ知らなかった。日本でサッカーのプロ化のために奔走した一人の青年の戦いを、プロジェクトXで知った。法人が主体の組織から、地域の力、個人の力　12人目の選手　スタンドを埋めるサポーターが主役のスポーツとして此れほどまでに成長するとは、25、6年前に誰が予測できただろうか。

放映された中に、主役やそれを支えた方々が登場するが、現在のチェアマンもそのうちの一人　「きずきと執念」そして・・・

そこには、見るもの　聞くものに　必ず「感動を与える」その戦いの歴史の陰に避けて通れない「波乱万丈」。

スピードとチームワーク+個人のスキル

伝統的に強い国、急速に力をつけて立ち上がったチーム。

個人のスキルの高さが、決定的瞬間を演出し、得点に結びつけ勝ちを手中に収めたチーム。
指令塔を欠くことで、戦前の予想を覆し早々と姿を消してしまったチーム。

地の利や時の運、監督の経験や選手の思いが他に勝ったチーム。

オフェンス・デェフェンス・ドリブル・シュート・その他　にわかサッカーファンが、うなるようなプレーをしたチームが結果として勝者になった。

弊社のオフェンス、デェフェンスはどうだろうか。電子化によって、利便性・処理能力やスピードが格段の進化を遂げた。

ISO9001：2000の認証取得によって品質マネジメントシステムに対する基本的な概念図が構築され、より良い品質の商品をお客様に提供できるようになった。

営業部への戦力として、新卒3名も配属されフットワークも大変良くなった。管理部門に、配置転換によって新しい感覚のスタッフも増員でき、さらに元気が出てきた。

生産の要　業務にも、新エプロンさんが、目を輝かせて頑張っている。全体的なチームワークも、毎日毎日「工程管理検討会議」開催によって情報の共有化が平易になった。

結果として「ムリ・ムダ・ムラ」が大分消え、生産管理の中心者であるヤングリーダーも気合がかかってきた。

今後の課題

勝者としての必須条件は、個人のスキルアップにかかっている。

私達が腐心すべきことは、あたりまえのことを徹底してマスターし、実行していくこと。今月で、「品質向上強調月間」も第三期目を迎える。

推進委員を中心に「ISO内部監査委員」の厳しい指摘に躊躇せず完全と立ち向かうためにも、個々人のスキルアップを図っていただきたい。

ISO内部監査委員　VS　品質向上推進委員

スタンドには、多くのお客様が「顧客満足度NO1」の小旗を用意していただいている。

代表取締役　廣澤三夫