創立53周年の佳節に思うこと
あの「リセット」から12年
「事業継承との思いは継承」は、
「次の50年・100年企業へ」
平成30年2月23日、創立53周年「P&D感謝祭」が開催される運びとなりました。
弊社の周年行事ですが、今年の「P&D感謝祭」は、私にとっても社員の皆さんにとっても節目の機会になるのではないかと、今から楽しみにしております。
「事業部制への移行~営業会社へ」そして「次の50年・100年企業へ」のスタートの年になります。重ねてもっといい会社を創ろう!!ES NOワン「飛翔 第二章」と銘打っての「P&D感謝祭」も回を重ねて第17回を迎えます。
思い起こせば平成9年6月17日 私が代表取締役社長に就任、翌年の平成10年・新卒第一号の採用から数えて22年が経過いたしました。
しかし、その後の経営環境に大きな変化が生じ、すべてに順風満帆とは行かず、平成17年3月15日「財務改革」を念頭に、弊社の経営を一度リセットするという大胆な戦略によって財務環境は様変わり。
いわゆる「断捨離の極み」振り返って見れば「企業存続の糧」となる大きな決断をさせて頂きました。その経験が今活かされ様としております。
代表取締役会長 廣澤 三夫
「企業価値の最大化」を!!
弊社が目指してきた、「あなたの会社の発送部」は、すでに50数年日々言い続けて参りましたが、最近は「時代の変遷」を辿りつつ、新卒採用など多くの人材を配し、さらなる高みを目指しつつ新規事業として立ち上げた「PDS事業」の存在は、事業部制への移行の基軸となる成果を上げるまでに成長、中期目標2020年00億円をめざす座標軸となっております。
そして数年後には更なる数値目標を見据えての営業活動を展開させて頂いております。
今年度は「基幹システムのリニューアル~多機能付きラッピングマシンの導入・大型インクジェット機の導入」など、いよいよ「次のフェーズ」を見据えての設備投資が完了いたします。
次なる目標は「営業会社への移行」となる訳ですが、「PDS事業の全国展開/5営業拠点」を視野に、その「計画書(素案)」が経営会議に提案されました。この構想自体は、昨年の株主総会等でも議論された案件でもあり、役員各位には粗々周知された案件ですが、より具体性をもって「出店計画書(素案)」としてシュミレートされたのは、今回が初めてです。 「計画案」自体素案であり多少雑駁であることは否めません。
しかし、弊社の優位性や機会・脅威など、ある程度共有しておくべき事が示唆されており、真剣に検討するに値すると考えております。
あとは、経営会議などを通じて「営業会社への移行」に対する基本的な戦略と、それに伴う戦術・タイミングの問題ではないかと大いに期待しております。
「語り継ぐ経営」について
最近、弊社の社外取締役に就任した岡田氏は大手自動車会社に長く在籍、主に経理部門を担当「グローバル化」への中心的メンバーとして、世界を股にかけてご活躍された重鎮との出会いによって「成熟期からの脱皮」を目指しております。
岡田顧問との対話の中で、「語り継ぐ経営」と言う、非常に趣のある言霊に出会ったような感動を覚えております。創業社長が築いてきた「儲ける条件とは信用あるものにのみ与えられた特権である」このフレーズは、弊社の経営に対する根幹をなす理念、そしてこの50数年の長い間、私はひと時も失念したことはありません。
また、「あなたの会社の発送部」と言う、これも又「営業トーク」の一丁目一番地として活用させて頂いております。
それらの原点を「語り継ぐ」重要性を改めて実感させて頂いております。
「経営に、終わりはない」
弊社も、大きな転換点を迎えている事は、「4事業部」の売上推移を示す資料に明確に反映されております。私が専務時代に手掛けた「P&Dシステム」や労働集約型から装置集約型へ大きく舵を切った「自動包装機の導入」など、昭和60年時代からかれこれ30数年の時を経て「より付加価値の高いサービスの提供・圧着DM」などの開発によって、「事業規模の拡大と豊かな生活の基礎となる職場づくり」をさらに前進させるために大きく貢献しております。
私は、事業展開のキーワードは「機を見る」という事にあるという事を常に心がけて、今を一生懸命走ってまいりましたが、世に言う「千載一遇のチャンス」を最大化してきた事も事実です。
それらを俯瞰して見た時に「PDS事業・営業/出店計画書」(素案)は、弊社の企業理念をさらに前進させるための大きな事業戦略になりえるのではないかと期待しております。
終わりになりますが、創立53周年の佳節・第17回「P&D感謝祭」の大きなテーマとして、もっといい会社を創ろう!!「ES NOワン」実現のために、大いに夢を語って頂ければ幸甚です。「次の50年・100年企業」を目指し、一念通天の思いで頑張っていきましょう。
他方、それらの基本理念を更に進化させるべく「企業価値の最大化」を念頭に、谷口社長を軸に、若い経営者達が日々努力致しております。
時代は大きく変化しております。「働き方改革」に象徴されるような、労働力不足が企業価値を棄損させたり、それをカバーするためのERP(IOT)等、多岐にわたるシステム開発が、産業界をリードし新製品として提案されております。