受注拡大、社内革命が好奏
新たな効率化を創出
顧客への訴求力向上に腐心
専門誌「物流ニッポン」に掲載されました
弊社の経営スタンスや営業活動について、平成21年10月15日付け「物流ニッポン」に掲載されました。
私どもが日々努力している「社内改革」について、その記事を通じて皆さんにご紹介をさせて頂きます。
益々厳しくなる経営環境に全社あげて精進している様を客観的に判断する良い機会ではないかと考えております。
まだまだ解決すべき案件は沢山ありますが、創業45周年を来年2月に迎える序章として「老舗(しにせ)の優位性」の明確化を図って行きたい。
新機軸・異なる視点から新たな効率対策を!
梱包・発送のアウトソーシングを(業務委託)を手掛けるピーアンドディーヒロサワでは、これまでに取り組んできた社内改革が功を奏し、順調に受注を拡大している。
昨年から社内のコスト管理を徹底。部署ごとに日時決算を行える体制を整えた。また、人事考課制度を導入し、社員のモチベーションアップを図るとともに、ローテーション人事を推進。広沢社長は「社内業務 (管理)に従事していた人員が現場(業務)に移ることで、異なる視点から新たな効率化策を創出するなど、社内の活性化に繋がっている」と効果を語る。
これまで継続してきた5S(整理・清掃・整頓・清潔・しつけ)に加え、日時決算のコスト管理や人事体制の変更による効率化への取り組みが有機的に連動。日常業務の中に山積していた無理・無駄を明確化できる業務体制が構築された。
さらに、庫内のライン作業改善に着手。広沢氏が生産管理統括部長として陣頭指揮を執り、シミュレーションを実施。検証により、人員を増加させても生産力を高めれば収益アップにつながることが判明、生産ラインの稼働率を20%向上させた。広沢氏は「品質を維持しつつ、顧客に対して以前よりも安価に業務を請け負うことが可能になった。
競争力も増し、入札時の落札率も上がっている」と胸を張る。
一日平均70~80社にアプローチ
また、ことし6月から新規顧客の獲得を目指し、テレホンアポイントをスタートさせた。
一日平均で7~80社にアプローチし、三ヶ月あまりで10件の新規業務を受注。パート従業員のアイデアから始まった業務が予想以上の成果をもたらしている。
広沢氏は「大口の受注につながったケースもある。梱包・発送に対する顧客ニーズが高まる中で、これまで業務を依頼していた事業者に満足していない荷主企業が多くある事を実感している」という。
同社では、顧客への訴求力を増すために、先月からホームページをリニューアルした。今後は既存社員を営業部に配置転換し、更なる受注拡大に取り組む方針だ。
広沢氏は「テレホンアポイントを通じ当社の情報をより広く提供すれば、新たな顧客を取り込めることが明確になった。
ISO、Pマーク(プライバシーマーク)を取得していることもアピールのツールになる。
これに加え、老舗(しにせ)の優位性を生かして時代の要求に応えるサービスを提供していく」
と意欲を示す。(佐藤 学)
こんな時代だからこそ、「あなたの会社の発送部」として、大いに顧客満足&受注拡大に邁進して行こう。