思わずこぼれる微笑を!
職場の「ごみ箱」が、心にひびく
「物流ニッポン」に再び登場
事務所移設に伴う実情紹介
梱包発送業務のアウトソーシング(業務委託)を手掛けるP&Dヒロサワは、業容の拡大に伴い、作業効率とセキュリティーを向上させた。7月に、本社事務所を道路を隔てて面するM3-30(創業30周年に竣工)に移転。従来の事務所スペースを庫内にリニューアルした。
移転前にも基幹システムを刷新するとともに、生産ラインを整備・統合するなど、サードパーティーロジスティクス(3PL)事業の拡大を狙い、社内施設の充実に取り組んできた。
今回の移設では、庫内の作業状況をテレビモニターに映し出すカメラと連動した「ネットワークカメラ」へと変更。過去の作業履歴も保存し、いつでも閲覧する事が可能となった。
また、パソコンを利用して撮影した画面にアクセスする事で、顧客先でもリアルタイムに自社の生産ラインを紹介できるようになった。社長は「セキュリティー面だけでなく、新規開拓など営業にも活用できる」と話す。
このほか、電力使用量の削減を図り、電気の使用状況を監視・分析して使用量を視覚化する節電システムを導入。コスト抑制と環境対応につなげている。
社長は「移転により、安心・安全をベースとする設備が強化された。今後も社内の生産管理を徹底し、顧客満足度(CS)向上を図る」と語っている。
(佐藤学)平成22年10月6日付け物流ニッポン掲載文転用。
思わずこぼれる微笑を!
また、総務部の発案によって、各階段の踊り場に「ごみ箱」が設置された。
旧事務所の時よりも階段の上り下りが頻繁に行われるようになり、小さな「ごみ」がとても気になる。それに気づいた総務部の担当者が、そのごみを拾いやすくするために小さな「ごみ箱」を用意した。
それに「思わずこぼれる微笑を!」とテプラで印字、さらに、花の絵がそえられている。私も、ごみを拾った後に「思わず笑顔がこぼれてしまう」そんな体験をさせて頂いている。
大きな改善ばかりが話題になっておりますが、その影には「小さな親切」が其処ここに芽生えてきた。私は、いい会社になる予兆を日々感じさせていただいている。
「ありがとうという感謝の気持ちがあれば幸せは向こうからやってくる」
直人君、管理者養成学校へ
弊社が取り組んでいる人材育成の一環として「管理者養成学校」がある。
私も09年に「特設社長コース」に参加させていただいた。その時に体験した「管理者としての要諦」を中間管理職中心に受講させることを決意、すでに6名が経験した。
行動力基本動作10ヶ条(抜粋)
- (1) ぐずぐずとはじめるな時間厳守 行動5分前には所定の場所で 仕事の準備と心の準備を整えて待機せよ
- (8) いかなる困難に直面しても 目的を放棄せず 時が深更に及ぼうとも最後までやり遂げる不退転の強い意思を持て
- (10) 行動は 命令者への結果報告によって完了する。やりっぱなしは何もしないよりまだ悪い報告および事後処理を完璧にやれ
管理者として、挨拶を交わし歌をうたい体操を行い、部下に厳しく示唆する内容として「行動力基本動作」を叩き込まれる。
さらにチームとして成果を上げさせるための訓練として、40km夜間行進がある。班員が落ちこぼれることのないようにお互いを激励しあいながら目標に対して挑戦していく。その過程において、心の変化や体力に限界を感じた同士とどう向き合うかなど、次から次へと「管理者としての覚悟」を決めさせられる。
体験をした者だからこそ感じる悲痛な叫び、課題をクリアしたときの喜び。直人君が待ちに待った「管理者養成学校」の訓練から、二週間の訓練を終えて、平成22年10月30日に帰ってきた。逞しくなって帰ってきた。
将来が非常に楽しみである。本人のコメントを以下に掲載いたします。
石山直人
10月16日より2週間、管理者養成学校に参加させていただききました。
自分の欠点、弱点と向き合い、そのマイナス点をどのようにして克服していくかについて学ばさせられた日々でした。
また、管理者として何が必要なのか、どのように指導するべきかを考えさせられました。
この学んだことを、今後は社内で活かしていくよう努力して参る所存です。