時代に翻弄されないための処方箋
顧客満足の原点「組織力=スピード」
気を付けよう「遅い・忘れた・間違えた」
新・5S運動「おはようございます!」
「おはようございます、いらっしゃいませ、ありがとうございます」各職場から、元気な唱和が聞こえてくる。新・5S運動の一環として今月からスタートした躾編。最初はテレもあり大きな声が出なかったが2~3日経過すると、きちっとした唱和に様変わりした。ありがとう!という感謝の気持ちがあれば「・・・」向こうからやってくる。
厳しい時代だからこそ、 お得意先様にしっかりと感謝の思いを伝えて行きたい。
社員一人ひとりの琴線に触れた証左である。
世の中大変厳しい数値が羅列されている現況の中にあって、弊社の社員はまことに元気である。スピードも上がってきた。ヒヤリ・ハットにも細心の注意を払っている。私としては本当にありがたい。心から感謝申し上げたい。
さて、弊社の取り組みについて「物流ニッポン」THE COMPANY欄(6月29日号)に掲載されました。
日頃大変お世話になっているS記者が久しぶりにお見えになり、一時間程お話をさせて頂きましたが、その内容がそのまま記事として
紹介されました。折角の機会なので全文を以下にご紹介させて頂きます。
社会組織を活性化
梱包・発送業務のアウトソーシングを手掛けるP&Dヒロサワ(広沢三夫社長、東京都北区)は、昨年末からコスト管理を徹底して収益改善に努めるほか、人事考課制度を導入して社員のモチベーションアップを促すなど、社内組織の充実に取り組んできた。
若手社員の育成にも力をいれ、組織を活性化。
社員が自発的に業務に取り組む職場環境を醸成してきた。その結果、今年は総務部、業務部、営業部、CS管理部といった各部署に所属する若手社員が管理職に昇格。
また、部署ごとに日次決算を行い、従業員に開示。
業務にかかるコスト意識を高め、収益改善につなげた。広沢社長は「さまざまな改革が奏功し、社員一人ひとりの業務に対する自覚が芽生えるとともに、組織が若返り、社内が活気付いた。現在は不況下にあるが、業績は上がっている」と改革の効果を語る。
社員教育に注力、業績も向上
社員それぞれの意識が変わった事で、部署間の連携も深まった。今月から営業部とCS管理部が主体となり、「栄光の架け橋」と名付けたプロジェクトを発足。新規顧客獲得に向け、テレホンアポイントを開始した。
即日受注が決まる場合もあり、「当社が『発送部』として機能できる潜在的顧客はまだまだいる、と実感している」(広沢氏)という。同社は来年二月で創業45周年を迎える。
広沢氏は「次代の経営に向けた足場は固まりつつある。今後は老舗(しにせ)の優位性を活かすとともに、誠意とスピードで受注を拡大していきたい」と意気込みを語る。 (佐藤 学)