時代を駆け抜けたヒーローたち
先達が語る「人・物・金」十思想
基本理念の徹底と継続的改善
創業40年「お役に立てるパートナー」
桜が賑々しく湖面に映る。毎年まいとしソメイヨシノや八重桜が人々を楽しませてくれる。
受け止める側にも楽しませてくれる桜の側にも、時代やお天気によって多少の変化があったとしても基本的には、日本人のこころに無くてはならない風情である。
今年も「浮間公園」は、私達も含めて多くの見物客を取り込み「春爛漫」のひと時をプレゼントしていただける。ありがたい。
私自身も、昭和35年某大手通信機メーカーに入社した時、こころから祝福してくれたのは数十本の巨木の枝についた「満開の桜の花」だったことをこの季節になると決まって思い出す。もう既に45年も前の15歳の頃でもあるのに。
創業40年、私達も桜のように何時もお役に立てるパートナーでありたい。
「マキアヴェッリ語録」塩野七生
先日、ある方から一冊の本をプレゼントされた。
その場で包装紙を破り、しおりが挟んであったページに目をやった。
「弱体な国家は、常に優柔不断である。そして決断に手間取ることは、これまた常に有害である。」
ドキッとした。「マキアヴェッリ語録」(新潮文庫)と表紙に書いてある。
最近、「ばかの壁」「頭がいい人の習慣術」「気配りのできる人・下手な人」「商売の原点」等を斜め読みにして楽しんでおりましたが、この一節は経営に関わっている私には非常にインパクトがあった。
なんと運のいいことかとプレゼントしていただいたO社長に改めて感謝申し上げた。
そして、「必要に迫られた際に大胆で果敢であることは、思慮に富むことと同じと言って良い。・・・」マキアヴェッリはフェレンツェ共和国の隆盛な時代に関わった思想家らしい。
その時々に出会う「人・物・金」企業を長く維持していくために絶対必要なことなのだろうと感じておりましたが、言葉(思想)に出会うことがもっとも重要ではないかと感ずることが多い。私達が基本理念を徹底する必要性は次の文からも容易に理解できる。
「自らの安全を自らの力によって守る意志をもたない場合、いかなる国家といえども、独立と平和を期待することは出来ない。なぜなら、自ら守るという力量によらずに、運にのみ頼るということになるからである。」
基本理念の徹底強化は時代を超える養成
ISO定期維持審査が5月13~14日に行われることになった。
マネジメントレビュウも滞りなく行われ、品質に対する社内の気運も大分高揚している。
顧客情報やクレーム報告書・再発予防対策書等が品質マニュアルを基本に廻るようになってきた。所謂「P・D・C・A」が確実に回転し始めた。
更に基本理念を徹底強化し、品質向上に全社上げて取り組んでまいりましょう。
そして、その成果についてお得意先様のご評価を厳しく受け止め、非があれば「即断即決」顧客満足が得られるまで、継続的改善を図ってまいりましょう。
第一回 営業戦略会議
決定事項
- 東京事務所を開設する
- 既存客は管理課に移行し、新規の顧客創造に邁進する
- 給与体系を固定給+成果給とする
結論を先行させて、営業スタンスを明確にさせて頂いた。
コンセプトは、スピード・スピリット・サービスをテーマに営業展開を行っていく。
- お得意先様の情報にいち早く対応できるように、お得意先様の最寄の駅を仮想東京事務所に見立て、am9:03にはお伺いできる環境を整える。
- 営業情報を共有化し、お得意先様(既存客)と管理課が緊密な打ち合わせ等が日常的に行えるような環境をIT化を効率的に活用し整える。
- 成果主義への決定的なプロセスを営業部が率先して実践し、先頭に立って鼓舞する。創業40周年、来期以降に向けて確実に成長し発展させるためにも、以上の三点を営業戦略の骨子にし、努力することを確認いたしました。
三月期もお蔭様で超繁忙期、営業目標もお蔭様で達成いたしました。
新規顧客や引き続きご担当の下命をお受けしたお得意先様に、総力結集・無事故で応えてまいりましょう。
代表取締役 廣澤 三夫