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環境整備によって「より付加価値の高い商品」の提供

中間管理職が、弊社の強み・弱み・機会・脅威を分析
三月超繁忙期も、新基軸「P&DSの台頭」で様変わり

超繁忙期は、管理職と若手のアライアンスでクリア

代表取締役 廣澤 三夫
代表取締役
廣澤 三夫

弊社の超繁忙期、今年の3月は過去に例をみないほど忙しいのに整然としている。

その要因は、本来業務である大口案件+新規事業として立ち上げた「PDS」をコラボさせ「P&DS」という新規軸の台頭によって、生産管理の様相が大分変わって来た事にあります。

例年ならば、大口案件の物量が本社内の物流倉庫を埋め、身動きの取れない職場環境に「どうなってんだ この荷物は・・・」「満杯で入らないんです・・・」こんな会話と怒号が響き渡っておりましたが、一昨年末にオープンした「浦和HIHIセンター」の新設によって、大口案件は物流倉庫・浦和HIHIで・・・

という住みわけが明確になり、本社業務は取締役の熱意と意識改革、生産設備の構造改革などによって「装置集約型への集積」に成功、より付加価値の高い商品の提供を可能にする職場へと変革致しました。

これらの推進役として中間管理職が先頭を走り、若手社員もそれに呼応し「熱気むんむん・・・」管理職と若手社員のアライアンスによって超繁忙期を見事に乗り切る事が出来ました。この場をお借りして心より厚くお礼申しあげます。

「SWOT分析」による弊社の強味と弱み

昨年の4月から始まった「中間管理職の勉強会」が終了しました。講師として常住税理士
(弊社の会計参与)にお願いしておりましたが、3月が最終章 最後に選んで頂いた教材「SWOT分析」を通じて、弊社の強み・弱み・機会・脅威などについて意見交換を行い、其処で熱っぽく議論している姿に感動させられました。

また一年を通じて学んだ財務や営業・生産管理等、多岐にわたる弊社の課題などが、参加者全員から発表されましたが、その内容にあらためて感心させられました。

「SWOT分析」の結果は以下の通りでした。

  1. 強みをさらに活かしてチャンスをつかむ
  2. 強みを機会にぶつけて、新しい活路を見出す
  3. 強みを脅威にぶつけて、脅威を機会に転嫁して活路を見出す
  4. 弱みを克服して、強みに転嫁するチャンスをうかがう
  5. 弱みを放棄して、強みの強化に資源配分する

私は、早速この件について取締役会に紹介させて頂き、脅威と弱みについて早急に問題解決するよう指示させて頂きました。

結論を要約すれば、弊社の強みである基幹システムHICOSのリニューアルを推進する為の「プロジェクトチーム」を立ち上げ、対応する事。

併せて工程管理に関わる抜本的な改善が必要との意見もあり、この件についても「見える化」をテーマに積極的に対応する事を申し合わせました。

「情報の共有化と見える化」にモニターの活用を

私が感心した事は、中間管理職が経営課題(経営戦略のヒント)を見つけ、それらの改善方法を模索し、総務部の課長補佐を中心に既に動き出していると云う事です。

創業以来「顧客重視・信用第一」をうたい文句に突っ走ってきましたが、私自身一度立ち止まって考えて見る機会を頂きました。

私自身が考えてきた、権限の移譲と組織的運営の極みが中間管理職の努力によって既に構築されつつある事に、無上の喜びを感じております。

今回行われた「SWOT分析」で導き出した経営課題は、「情報の共有化と見える化」生産管理部が抱える小ロット・多品種・短納期に適応する工程管理や予実管理など諸課題についての手立てをモニターの活用によって成し遂げようと、各部署との連携を取りながら懸命に職場内を走り回っております。

HICOSのリニューアルとモニター設置のスケジュールは、4月着手~6月完成を目途に頑張っておりますので、取締役はじめ管理職および社員の皆さんご協力を宜しくお願い致します。

創業50周年の佳節に「Premium by P&DS」を謳いあげ、より付加価値の高い商品の提供、皆さんの潜在能力を全て投じて頂き、「もっといい会社を創ろう+貢献力」を実現して行きましょう。

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