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衆議院選挙と甲子園球児

衆議院選挙と甲子園球児

代表取締役 廣澤 三夫
代表取締役 廣澤 三夫

平成13年7月29日参議院議員選挙が行われた。
結果について、うんぬんする気持ちはさらさらないが、 選挙の投票日前日に、立候補したある議員の方が、必死になって多くの方に訴えている姿に触れ感動した。

選挙期間は17日間、まさに猛暑の中 宣伝カーに乗り、うぐいす嬢を従えて街の中を走り回る。 走行距離も相当なものだと思う。設定された目的地での候補者の大演説。聴衆の中には勿論冷ややかに通り過ぎる方もいる。

しかし大半の方は、熱心に熱心に候補の腹から搾り出すような、平常ではとても出ない命の叫びにも似たメッセージに感動し聞いている。 私も感動した一人である。

マスコミや所謂評論家の先生方が軽視する姿はどこにもなかった。いよいよこれからは、選挙の 結果を踏まえて、またいろいろな報道があるだろうと思うが、修羅場に挑んで勝利した皆さん、又それらの候補者を勝たせたいとの 執念で支えた関係者に、心よりご苦労さまと労をねぎらって頂きたいと切に思う。

さて、ひとしきりするといよいよ夏の甲子園、真っ黒に日焼けした高校球児たち、全国津々浦々で 戦いに勝利した生徒だけが、甲子園に立ち上がってくる。

「一球入魂」よく耳にする言葉だ。一球の失投が試合を決する。あの一球が命取りになった。 又勝者から見れば、あの快打が勝負を決めた。あのスクイズで勝負が決した。

ボーンヘッドによって負けた試合。好判断によって 勝った試合。思いつきやその場の対応だけで片付けられない、ものすごく深い、そして厳しい戦いがあるのではないかと思う。

日ごろのたゆまぬ努力とチームプレー。基本に対する徹底した指導者の教育。徹底した練習。意思の統一がすべてに勝る のではないかと思う。

沢山の戦略もあることは承知しながら命がけで戦った立候補者。命がけで練習した高校生。勝者は 多くの聴衆、多くの野球ファンに感動と納得を与えたものだけが最後の勝者として、栄冠を勝ち得るのではないだろうか。

私たちも、沢山の社員と従業員の皆さんのご協力があって成り立っております。 野球で言えば 監督一人では勝利はおぼつかない。選挙においても候補者一人ではとても勝利の道は開けません。しかし一たび勝ちを 確信して立ち上がった一人の中心者の意識は、万波に広がります。いよいよ超繁忙期を迎えます。各フロアのリーダーは、 基本の徹底を訴え実行してください。必ず結果は出ます。自信を持って指揮にあたってください。 私自身も、「最近、指揮が厳しいな」と感じられる方がいると思いますが、選挙は一票差で落選を 致します。

野球は一球の失投、一回のエラーで敗退をします。

私たちは、そのひとつの、一回のミスで沢山の関係者にご迷惑をおかけいたします。 私たち としては、「その小さな事故やクレームを0に」お願いしたいのです。 そして、高校球児や当選をした立候補者のように感動の中で生ききっていきたいのです。

事業を継承していくことは、選挙で言えば当選、野球で言えば勝ち残っていくことです。弊社の使命と責任は、「正しい発送」を 毎日毎日ひたすら繰り返すことでしかありません。

廣澤 三夫

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