人事考課制度が、語りかけるもの
・・・「強味と弱み」が浮き彫りに

中途採用者への配慮

時代が変わり、新たな時代に「サブプライム問題」が発生、その後遺症によって、大手企業は新卒採用に「より慎重な姿勢」で臨んだ結果、就職氷河期といわれた1993～2005年の再来といわれております。

さらに追い討ちをかけるようにデフレスパイラルにより、現在はもっと厳しい時代といわれております。私たちは、現価配分を適度に変えながら新規顧客の獲得と受注拡大に大きく舵を切らせて頂きました。

昨年来、中途採用者が正規社員の15%を超える状況までになり、さらにこのたび営業部に二名の優秀な人材を配置いたしました。

壮年である大塚氏と青年の松本君、4月12日の入社只今各部に配属され研修に汗をかいております。
この度の採用は、実習雇用型採用であり教育訓練が義務付けられております。

既に、昨年11月24日に2名採用させて頂きましたので都合4名が実習雇用型で入社した事になります。政府の雇用対策が動機付けになったわけですが、私達の職場に大きな活力源となっております。

来る6月からは営業部の第一線で活躍する事になりますが、その間総務部長はじめ各部の中心者はOJTなど積極的に指導教育に励んでおります。

個々人とチームの強味と弱み

今回の人事考課制度は、「自己評価・管理職評価・役員評価/4・社長評価」前年と同じ
スタンスで行いましたが、評価の採点にA～Eときめの細かい手立てとして、若干の配分割合を加味させていただきました。

結果として「個々人の強みと弱み」「グループおよび企業の強みと弱み」が明確になりました。

今後の課題は、強みを延ばし弱みに手立てを施し「信頼される組織」構築へ向けて、走り出しました。

中間管理職は一般職のみなさんの課題について、再度「乖離についてのヒアリング」を行っております。

責任感や業務処理遂効能力・チームワーク・報告連絡などは、充分にクリアされております。しかし、習熟度や業務改善や折衝力にやや劣るところが散見されており、これらについて自己評価とその他の評価に大きな乖離が発生しないように「結果の公表」を致しますので、各部の管理職の皆さんは、自部署の強みや弱みを改めて認識していただき、組織力の向上に努めて頂きたいと思います。

上記のデータは、人事考課制度の一部を抜粋したものですが、此処から垣間見える「強みと弱み」を分析し、弱みには上司の手立てを、そして強みにはさらに伸ばせる環境を整える事で、老舗の優位性が如何なく発揮できると確信いたしております。

デフレスパイラルに「覚悟を決めろ・・・選択と決断」

最近、入札における競争が各業種で執り行われ「常識を破る落札価格」に苛まされている。

旧来の考えでは、落札はおろか二番札にも届かない状況である。まさに絶対量の不足が各企業の最大の悩みであり、死活問題になりつつあります。

そのために競争入札に業者が群がり始めている。

新規参入会社も日々増えているという報告もある。此処まで来ると廻す為に落札をするという、まさに底なしのデフレスパイラル状況である。

この要因を政治に求めたところでやむなし、営業担当者を責めたところで詮無し、結論は「覚悟を決めろ・・・選択と決断」こう言わざるを得ない状況である。

管理職はもとより皆さんも「他山の火事」とせず、各々の立場で最善の努力をして頂きたいと思います。

世界的なゴルファー・ゲーリープレーヤーの言葉
「一生懸命努力すればするほど運は味方する」　今こそ鑑として頂きたい