謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
新しい生活様式⇒検証「VUCA⇔OODA」
究極の対応策「外はコロナ・家はデルナ」
不透明な時代が、長く続くのではないか?
謹賀新年 明けましておめでとうございます。
昨年は、一方ならぬご厚誼とご支援・ご協力を賜りまことにありがとうございました。
弊社のみならず世界中の皆さんが、新型コロナウィルスとの戦いに翻弄された一年だったと思います。この件については、機会あるごとに社内報などでお伝えさせて頂いております。当初は、中国初~ヨーロッパ経由日本着と言われておりましたが、世界の政治経済を揺るがす「ウィルス」として、感染拡大が止まりません。併せて、最近「変異種コロナ」が発生しているとか? 弊社においては「危機管理の基本は、初動にあり」徹底した施策の励行に心がけた結果、大きなトラブルもなく新年を迎える事が出来ました。これもひとえにお得意様はじめ社員の皆さんの献身的なご支援・ご協力の賜物と深く感謝いたしております。
昨年末には、加藤専務を軸にシンプルな納会を行わせて頂き、谷口社長はじめ村山総務部長や金沢管理部長、そして青木事業部長が「2020年を振り返り、新年に対する方向性を打ち出す」そして、山本営業部長以下5名の管理職が登壇、花を添えるという光景、例年には考えられない納会の様子に「新しい生活様式」の徹底が出来ている事を実感させて頂きました。
こうした社員のマインドを確認させて頂きながら、ある意味では「覚悟を決めて経営に臨む」事が大切ではないかと改めて事の重大さを実感しております。
新型コロナウィルスや台風などの疫病・災害・AIの急速な進化など、社会の変化を予測しづらい昨今、いわゆる不透明な時代を指す言葉として「VUCA」というキーワードが存在します。そして、そういう時代だからこそ注目されている思考法として「OODAループ」という対応策が紹介されております。
弊社が歩んできた「昭和・平成・令和~55年」戦後の凄まじい復興への思い、そしてバブル崩壊、令和の時代はある意味で「先の読めない時代」に突入しているのではないでしょうか? そんな中、弊社は「事業承継に挑戦」しております。現谷口社長は、新進気鋭の営業マン・入社以来新規事業を立ち上げ、大きな成果をあげての登壇、いよいよ「次の50年・100年企業」へのスタートを切る年を迎える事になりました。私が今までに経験のない「事業承継へのプロセス」まさに不透明な新型コロナとのお付き合いに似ているのではないか? 一般論で言えば、多くの小規模事業所のオーナーや責任者は、そのように感じている方が沢山いらっしゃると思います。
私は、弊社の創業50周年記念式典で後継者として谷口専務を指名、翌年の株主総会で代表取締役社長に推挙、あれから4年が経過しました。他方、現専務取締役である加藤さんは3年前に一般職から取締役に抜擢、社長室長や生産管理統括部長などを歴任、それらを行う基本的な考え方や行動規範を高く評価、昨年の株主総会で専務に推挙させて頂きました。お陰様で先輩の皆さんのご支援・ご協力を頂き、恙なく年末を迎える事が出来ました。
弊社が目指す「事業承継」の大きなテーマは「企業価値の最大化」となっておりますが、若い役員が中心となって、まだ見ぬ不透明な社会~「VUCA⇒変動性・不確実性・複雑性・曖昧性」を打破するために「OODAループ⇒観察・適応~見定め・決定・実行」を活用し、混沌とした社会を切り開いていくことになると思います。
多くの企業が悩んでいる事業承継について、第三世代の素晴らしい人材を輩出し、弊社の強みを生かし「次の50年・100年企業」への道筋を明確にさせて頂きます。
「時が人を育て、経験が環境を変え、天分が立場を創る、そして自立の道をたどる、その背景には努力という裏打ちがある」
「変革に必要なのは、笑いである」「スピードをもって挑戦すれば、事はうまく運ぶ」
代表取締役会長 廣澤 三夫