1. HOME
  2. ブログ
  3. 社内報
  4. 「桃栗三年柿八年 柚子の大馬鹿十八年」

社内報

ヒーローズ

社内報

「桃栗三年柿八年 柚子の大馬鹿十八年」

辛抱する木に花が咲く

ラッピング/L&Dシステム

代表取締役 廣澤 三夫
代表取締役 廣澤 三夫

三月 桃の節句のお祝いに、姪っ子の家庭を訪問させていただいた。
「這えば立て 立てば歩めの親心」姪っ子夫婦はもてなしに気を使っていたようだが、私達にとっては、過去に体験した懐かしさを思い出させていただいたことがご馳走になった。

さて 弊社の三月はお得意先様の「年度末対応」で大変忙しい日々の連続であった。

「配達日指定、時間指定、当日入荷・当日出荷・入荷した、しない」めまぐるしく情報が変わる。そのたびごとにGLが、各部署と連携を取りながら捌いて行く。
工程管理検討会議も朝令暮改の感が否めない。が「顧客重視」が大儀になって乗り切った。私自身も、檄を飛ばしながら「選択と決断」久しぶりに快感を感じさせていただいた。
ともあれ三月度大変ご苦労さまでした。

「郵政公社化とメール便」

平成15年4月1日は、私ども「総合物流企業」にとって将来特別な日になるでしょう。
特に印刷物・図書・雑誌をメーン商品に取り扱っている立場上「輸送システム」には常々留意して今日を迎えている。

昭和60年 時代に先駆けて「P&Dシステム」をご提案申し上げて早18年。
宅配便で全国配送が可能になったことが、きっかけになった。
梱包料と発送運賃を一体化し、「全国一律料金」の設定に成功し「荷物のツアー」をコンセプトに営業販売に汗をかいた。お蔭様で大ヒット商品に成長させていただきました。

しかし、お得意先様のニーズはさらに多様化し、封書および1キログラム以内の商品に、通信費・配送費の抜本的な改善が要求される時代になりました。

「本州内 翌日配達」L&Dシステム

この度、1キログラム以内の第三種郵便物や通販カタログ等のラッピングとメール便を一体化した「L&Dシステム」を本年4月に開発いたしました。

時あたかも官民一体になって、輸送システムの向上に努力いたしておりますが、私どもは、お得意先様のいかなるご要望にもお応えさせていただくために、種々の商品(バリエーション)を用意させていただきました。

「品質・コスト・納期」等につきましては、各社各様にリニューアルを積極的に行い、本州内については、翌日配達が可能な時代に入りました。

営業担当者は、顧客満足が充分得られる商品として、積極的にご提案してください。

「・・・・柚子の大馬鹿十八年」

雑誌等の封入作業が何とかならないか。
不合理極まりない作業に、改善の息吹はめろめろと燃え上がった。

L型フィルム包装機 30型
L型フィルム包装機 30型

「たばこの外装にフィルムがかかっている。」
「封筒は半自動で製品になっている。」
「封筒の製作過程に雑誌を挿入、封筒の素材をフィルムに替えて、連続的に作業をしたら、封入作業が改革できる。」
陽明学に曰く 「知ることは行うことであり、行うことは知ることの完成である」

昭和60年12月 初めて飛行機に乗って富山まで飛んだ。
花形プレスで製作している「L型フィルム包装機」30型(三方シール)と出合った。

半自動ではあったが、私にとって夢のような機械であった。
その日は、生涯忘れることの出来ない一日となった。
あれから、ちょうど18年の歳月が流れ、今では大型機6台が稼動するにまで成長した。

昭和60年12月購入
昭和60年12月購入

生産処理数も、300万通/月となり、弊社の「L&Dシステム」として活躍している。
購入した当時は、「専務の道楽、埃かぶってる」と揶揄されたが、お蔭様で辛抱する木に花が咲いた。「柚子の大馬鹿十八年」である。

ありがとうございました。

代表取締役 廣澤三夫

関連記事

アーカイブ

月を選択