「次の50年・100年企業へ」の布石
「新コーポレート・ガパナンス」の策定
「経営管理体制のスリム化」を志向
創業54周年~飛翔 第三章へ
今期は、弊社にとって大きな節目の年になるのではないか? その理由として、谷口社長率いる第三世代の台頭によって「新生P&Dヒロサワ」のターニングポイントとなる「経営ビジョンの明確化・需要の拡大・営業利益の確保・人材の確保」など、「次の50年・100年企業への道筋」を醸成していく年と位置づけているからです。
それらを確実に実行していく為の必須課題「人を変え流れを変える・意識を変え流れを変える・システムを変え流れを変える」への覚悟も新たにしております。
今期の予算も、予算編成会議において「事業部の目標値」も明確になり、その目標に向かって各々の立場で「率先垂範・凡事徹底・切磋琢磨」など各役員間のテーマも発表され、平成31年1月4日「新年会」にて、元気にスタートを切る事が出来ました。
私自身の経営目標を「飛翔 第3章・経営体制のスリム化&役割期待の明確化」と定めさせて頂きました。
弊社は2020年2月「創業55周年」を迎える事になりますが、日本国の象徴天皇も平成31年4月30日に譲位され、改元される5月1日が新元号のスタートの日となり「平成~次の時代へ」どんな元号になるのか? 「心が弾む・胸が躍る・夢が広がる」いよいよその日を迎える「覚悟」も新たにして行きたいものです。
代表取締役会長 廣澤 三夫
53期の決算~「株主総会」開催へ
今期の「株主総会」は、過去最高の業績をもって臨める事に安堵しておりますが、その大きな要因は「選択と集中~守・破・離」にあったと思います。
選択と集中⇔新規事業として立ち上げた「PDS事業」が堅調であった事。
守⇔「P&D事業やL&D事業・Gグループ」のテコ入れによって、安定的な需要に恵まれそれなりの成果に結びついた事にあると考察しております。
弊社の基幹業務である「梱包&発送業務」は、ここ数年大変厳しい状況に苛まされてきましたが、各事業部の献身的な努力によって「老舗の優位性」を如何なく発揮させ、需要の拡大に大きな成果を見ることが出来ました。それらを裏打ちする結果も「売上額・営業利益」とも、過去最高の成果を収めることが出来ました。
株主総会に参加される各位に対しても、胸を張ってご報告させて頂く事になると考えております。
役員・社員の皆様にはこころより感謝申し上げる次第です。
「選択と集中~守・破・離」の概念は、伸長率の高い「PDS事業」への手立てとして、拠点営業への道筋を整え、名古屋・大阪エリアにまで営業展開の道筋を確立したという事。
「事業部制への移行」
他方、弊社を支えて来た基幹業務・印刷物・図書・雑誌の梱包発送業務を「守」と捉えて整備させて頂いた事⇔「P&D事業部を浦和HIHIセンターへ集約⇔管理業務及び営業担当の移籍・L&D事業部への設備投資⇔生産性の向上・稼働率UP」など、過去の概念を大きく変え「事業部制による業績の見える化」を念頭に、意識改革に精を出した結果、各事業部におけるモチベーションが高まった事。
さらに、Gグループへのテコ入れとして「PDS事業~DMの企画立案・デザイン~印刷・配布」までのトータル的な提案によって、新規受注が拡大され「顧客満足」に繋がった事。
併せて、ヘッドハンティング等による「人財の採用」に積極的に挑戦した結果、P&D・L&Dの進化~新規事業「3PL」への道筋が明確になりつつあります。
併せて「経営管理体制の仕組みづくり」の一環として、「人材マネジメント体制⇔コーポレート・ガバナンス」の構築に踏み出す事になりますが、その主なテーマは、「経営ビジョン・人事戦略・人事サイクル⇔組織風土」など多岐にわたるテーマを掲げ、「次の50年・100年企業⇔事業部制への移行」を見据えたプロジェクトとして、立ち上げる方向性をお示しさせて頂きました。
私も、弊社に籍を置いて54年が経過いたしますが「生涯現役」を目指しつつ、次のステージ「創業精神を知らない新世代」へのメッセージとして「語り継ぐ経営」への布石を打っていきたいと考えております。
最後になりますが「為せば成る・為さねばならぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」上杉鷹山翁の名言です。大いに励んで行きましょう。