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凧揚げと組織運営

幹部は決して凧から目を離すな

春がそこまでたどり着いた。

代表取締役 廣澤 三夫
代表取締役 廣澤 三夫

今年の春はいろいろなものを運んできている。

少し気になるのは、「景気上昇」というマインドをお忘れになったようだ。

国会中継を通して、このあとどうなっていくのか、構造改革はどうなってしまうのか、国民の信頼にたる先生方が浮き足立っている。国民は冷静に受け止め人気に乗った政治や政策が如何にむなしいものかを、臍をかむ思いで感じたのではないか。「自己批判」という事がなされずに「自己保身」に走っている。

私どもは、対岸の火事といって悠長にしては居られない。
担当者は一生懸命額に汗している一億総国民
ヤングリーダーも必死に頑張っている。
若い先生方幹部は徹底して走ろう大臣や次官

昔 凧揚げを川原や校庭で楽しんだ方は沢山いると思う
丹精こめて凧を自分で作って楽しんだ
なけなしのお金で凧を買って楽しんだ
人からいただいて揚げた方もいると思う

最初は必死になって自分が走る

そして調子よく凧が揚がって安定するまでのことをイメージしてください。 揚げる途中で隣の凧と絡んだり、勢い余って地面に叩き落したり、何回やり直しても上がらない。

凧についている二本の足のバランスを考えて調整したり、走るスピードや紐の長さを考えたり、試行錯誤の連続で凧揚げに興じた。

揚げるときに凧を支えてくれる仲間も忘れてはならない。

そして自分の凧が一気に大空に舞い上がったときの爽快感
子供のころに体験したことを、今改めて回想し経営と組織運営に活かしたい。

景気を風と捕らえ 凧のあがった高さを業績とし、走った距離を社歴とし、凧糸のながさを組織として考えてみよう。

凧糸をしっかり操作しているのが組織の長と捉えて、風のあるときは凧糸を繋いでどんどん伸ばす。

凧は風にのってどんどん揚がる。

しかし風がやんできたら少しずつ巻き込んで凧の高さを維持する。そして風が止まったら更に糸を巻いて自分が走り始める。

肝心なことは、決して凧から目を離してはいけない、肝に銘じておこう。

今、まさに風がやんだ。逆風かもしれない。
凧の骨組みの整備をし、糸(組織)の調整をし、素材も時代の変化に対応し少し変えてみた。

バランスを取る上で二本の足(電子化と品質保証)はとても重要。

時代は変わっても、凧揚げをやめるわけにはいかない。

さあ 私達 幹部が風を起こして凧を高く揚げよう。

経営環境は大変厳しいが、私達の遊び場にはおかげさまで風が吹き始まった。特に三月度は繁忙期になる。新規受注も活発になってきた。

幹部の皆さんは職場を良く見て、凧が隣の凧と絡んでしまったり、凧に穴があいてしまったり、足が切れたことにきずかずに、回転してしまうことの無いように注意深く見守っていこう。

ひろさわ凧は大空を悠々と舞っている。

その糸は一人一人のリーダーが操っている。
「風を起こそう その為に大いに走ろう」

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