創業は易く守成は難し
基本理念の徹底強化
さあ~「新しい時代への出発」
弊社にお正月はあったのだろうか?
ラッピングは年度末30日までフル稼働、歳が明けて三が日も休まずにフル稼動。
創業以来の活況を呈したお正月になった。間断くなく入庫する商品群、メジャーな商品が山のように詰まれた。生産ラインも7ラインがフル稼働 大いに賑わった1月。
とりわけ平成16年1月16~17日は、最高潮に盛り上がった。出勤者200名を越えて生産にかかわった。大変に有難いしご苦労さまと申し上げたい。
何よりも無事故で結果したことが何よりであった。ヤングリーダーも「行動力基本動作10カ条」を唱和し気合を入れて臨んだ。「基本理念の徹底強化」の幕開けである。
さて、2月は弊社の創業月にあたる。
昭和40年2月から40回目の誕生日を迎えることになる。
「企業として組織として」惑わずに振舞える生涯で一番充実した年頃、いよいよ、次の50周年に向けて堂々の出発をしようではありませんか。
人生意気に感じず…
過去のお話で恐縮ですが、二例を引用しながらこれからの長い戦いに臨んで行きたいと考えておりますので、参考までに社内報に掲載いたします。
1、七世紀に建設された中国の唐王朝。約300年にわたって当時世界最高の文明国として
栄えた。其の基礎固めをしたのが太宗である。其の太宗が、ある日側近にたずねた。
「創業と守成とどちらが難しいか」。
名臣・魏徴は「創業は易く守勢は難し」と答える。
魏徴は、もしも怠る心が起れば、国家が危機に陥ることを心配して、こう答えたのだ。
ここから、創始者の意向を受け継ぎ、其の築き上げたものを一層堅固なものとすることは、 事業を起こすことより更に難しいという意味の成句となった。
ちなみに魏徴は、一身をなげうって天下統一に力を尽くそうとする心情を詠んだ「人生意気に感ず功名誰か復論ぜん」の詩でも有名である。
2、これからの組織は「金太郎飴組織」ではなく「桃太郎軍団」になるべきだとある経営者は言う。
犬や猿や雉が、それぞれの特技を生かし、桃太郎は鬼を退治することが出来た。
ビジネスの世界で「エントレインメイト現象」(周囲の人をそれに乗せる)があると言う。
まずリーダーが「職場で気流になりつむじ風になれば組織は変わる」と言うものだ。この気流を起こすには三つのEが必要。
- 仕事を面白く(エンターティーメント)する
- 職場を明るく楽しく(エンジョイメント)する。
- 一人ひとりに仕事の意義を感じさせ興奮(エキサイトメント)させる。
この三つのリーダーシップを発揮することで、新しい気流が起こる。そのためにリーダーに必要なことは、はつらつとした生命力を持つことである。
「シビレエイの譬え」のように、自らが感動すれば、そのまま職場や組織に感動となって伝わっていく。
勢いとスピードが、戦いの勝敗を左右する。
「リーダーは、満々たる生命力で、自分自身が知恵をわかせ、自分自身が率先して前へ進むことである」先輩から学ぶべきはしっかり学んでいきたい。
原点回帰「信用創造と顧客重視」
いずれにしても、時代はますます厳しく「私達を鍛えてくれる」道筋を明確に起てて「確実に一歩一歩前進してまいりましょう」今月の始めには、創業記念日を祝してささやかな式典を催す予定になっております。
私も、創業期から今日までを文章に書き記してみました。
創業以来の基幹業務についても確認をさせていただきました。
今日までの発展の原動力についても、改めて納得いたしました。
信用創造や顧客重視についても、間違いなかったことを実感いたしております。
いよいよ、創業50周年をめざして「基本理念の徹底強化」を図り、あなたの会社の発送部として、確固たる地位と信頼を勝ち得てまいりましょう。
豊かな生活の基礎となる職場構築に勤しんでまいりましょう。
そして、社会に貢献できる企業づくりに全員参加で邁進してまいりましょう。
代表取締役 廣澤 三夫