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「鳥の目と虫の目」の意味するもの

「顧客満足度NO1」をめざして
管理職&担当者VS内部監査委員

ISO維持(更新)審査を振り返って

代表取締役 廣澤 三夫
代表取締役 廣澤 三夫

去る、2月13~14日に「ISO品質マニュアル」に添って、審査官による厳しい維持審査が行なわれました。

既に認証取得から7年目を迎えることになりますが、品質方針である「顧客重視」を基本的考えとして認証取得を決意し、今日を迎えております。

その成果は、品質に対する意識の高揚とマニュアル化による「作業の標準化」に繋がり、「良い品質の製品をお客様に提供する」という概念が職場に浸透し、それなりの成果も上がっており、私としては大変満足致しております。

さらに、「継続的改善により、常に品質水準が向上するよう努力する」ことをテーマに、「顧客満足度NO1」をめざして、皆さん自身がますます精進していただけることを期待致しております。

これぐらいは「・・・まぁ~いいか」

特に重要視している「品質目標」についても、「社外クレーム0を目指す」「社内不良率の50%削減」「経費1%削減」を目指し、各々の立場で工夫改善がなされており、それなりの成果を収めております。

他方、ややもすると「形骸化という宿命」にも苛まされているところが見え隠れ致しております。これぐらいは「まぁ~いいか」という、いわゆる管理職や担当者の「妥協の産物」が、大きな事故を誘発させる。

また、ヒヤリ・ハットを見過ごしてきたために、大変なご迷惑をお掛けするきっかけになっている所も散見されております。

これらの案件について、さらに厳しく管理していくためには、鳥の眼を持った管理職と虫の目が身上の内部監査委員がしのぎを削りつつ、「顧客満足に対する意識」をさらに高揚させていく必要があると痛感いたしております。

「管理職は鳥の目vs内部監査委員は虫の目」

最近、日本国の食における需給率の大幅な低下は、「食の安全・安心」に対して、異常と思えるほどの関心が高まっている。国の内外を問わず社会問題にまで発展しております。
一連の騒動について、冷静に考えてみると「食卓に並んだ時」に異臭や味に違和感があることを、所定のところに「報告や苦情」が多数届けられているにもかかわらず、調査・改善されずに事故を引き起こしてしまう。

結局のところ、すべての「生産者や生産ラインや検査や監査」に関わる人たちの「食の安全に対する責任」を果たす覚悟が求められているのではないでしょうか?

私は、品質マニュアルに添った指導教育を徹底する管理職、それらの指導を受けた担当者は「製品検査規程」に基づいて正しく業務を遂行し、正しい製品実現のために努力する。
それらの行為に対してさらに厳しく「品質マニュアルや手順書」に添った内部監査を定期的に行なう内部監査委員。

この密接な関係こそが、企業価値をさらに高める必殺技と心得ております。

「やるべきこと・情報の共有化」に勝る妙薬なし

弊社には、職場の色々な所に「掲示物」が張り出されております。経営方針やISOやPマークについても、掲示しております。

それらの行為が「私の自己満足」に成り下がっているような気がして来たのは何故か?親切が過ぎて「形骸化を助長させる要因」になってやしないかとの想いで、早朝より管理職の皆さんに寄って頂き、「管理職としての役割」について厳しくお話をさせて頂きました。

その際に心がけた事は「やるべきこと・情報の共有化」を徹底させ、管理職は丁寧に説明した上で、管理をしていくことが重要である。「管理職の意識向上」に私自身が厳しく対峙し「・・・矢を受けてみよ」との気概を持って臨ませていただきました。

私は、ありとあらゆる機会を通じて、「P&Dヒロサワ」が、「権限の委譲と組織的運営」を旗印に、他社との差別化を図りながら、常に優位性を保ちつつ「あなたの会社の発送部」として、その責任を果たしていくことを訴え、従業員には「豊かな生活の基礎となる職場構築」を目指し、各々の立場で頑張って欲しいと激励をいたしております。

左手にそろばん・右手にロマン

ますます厳しくなる経営環境を打破するためにも、「左手にそろばん・右手にロマン」を語りつづけていきたいと考えております。

「顧客満足度NO1」目標達成のために、皆さんのますますのご協力を宜しくお願い致します。

今回の「QMS更新審査」について、今後も継続的に維持・改善できる体制と判断し、(財)日本規格協会 QMS判定委員会に登録更新を上申頂けることになりました。

松下幸之助日々の言葉より
知識を与えるのは大事だが、その知識を使いこなす人間を育てる事がもっと大事。
自分が社長であること、部課長であること、そのことの責任を正しく自覚しなければ地位は保てない。

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