「夫婦の色」

「夫婦に色をつけたら」

「青色と白色で爽やかなブルー」
「赤色と白色でほのぼのとしたピンク」

私達の色はと聞いてみたら、
「赤と黒で・・・・・」と答えた妻。

文金高島田に真っ白い角隠しで整える意味は、「私はどんな色にでも染まります」と言う
「お嫁さんのお気持ち」が表明されているという言い伝えがあるそうですが?

私達の出会いは、昭和47年3月5日 茨城の家内の実家であった。
親父に引率されて、かなり緊張していたことを覚えている。
正座をしながら、靴下に穴があいていることを発見。
そのことをきずかれないように、もじもじしていたことを覚えている。

偕楽園に出向いた「観梅の季節」沢山の見物客と梅を見ながら
取り留めのない会話をしながら、お互いを観察していたのだろうか?

二時間ほどたって、自宅に帰ることになった。
お土産は・・・・チョッと悩んだが結局用意せずに手ぶらで帰った。
彼女は、チョッと不満げだったようだ。

自宅には、仲人さんが待っていた。

答えを求められる。二つ返事 ハイを期待しているようだ。

中々結論が出ない。「もう少し会う機会が欲しい」

親父から「一度会って見抜けなかったら、何度会っても同じだ」

妙に説得力があった。

結婚式の日取りが当日決まった。「4月30日」
その日のうちに、村の衆に報告を兼ねた酒宴が執り行われた。

話は変るが、先日娘から思わぬ報告があった。
「婚約指輪を頂く事にしたから・・・」
ゴルフコンペから自宅に帰る車中であった。

「お付き合いをしている方がいる」と言う事は、うすうす聞いていたが、
こんなに早く、結論が出るとは考えていなかったので・・・・・

さらに、3月29日 「ご挨拶に伺いたい」と言っているから・・・・
家内は、泰然自若 あわてた様子もない。

さて、仮にこの二人が結婚する事になったら、
どんな色になるのでしょうか?

とても楽しみであり、不安でもある。