名将との出逢い「諸葛亮(孔明)」

開館25周年記念 「大三国志展」 悠久の大地と人間のロマン

久しぶりに清々しく晴れた日曜日、八王子にある「東京富士美術館」に足を運んだ
家内と社員の荒川・石山両君と同行 話には聞いていたが「諸葛孔明や劉備・関羽・張飛」に始めて逢う
少し気合が入りすぎた事もあり、開館一時間以上も前の8時半には着いてしまった(・・駐車場ゲット)

折角の機会でもあったので、優秀な人材を輩出している大学やその他の施設なども案内する事になった
近隣には創価大学や工学院など、最近の八王子は学園都市を売りに、かなり発展しているようだ
その中核に「東京富士美術館」があり、連日賑わいを呈している事にあらためて感動を覚えた

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美術館の担当者の配慮によって「開館時間30分前」には扉が開いた
既に長蛇の列であったが、老若男女はすがすがしい顔で美術館の中に吸い込まれていった
その中には、見覚えのある方(板橋区議)たちも楽しそうに会話をしながら目を輝せていた
残念ながら展示されている数々の写真をとることは出来なかったが、重要文化財(資料)もあり
素晴らしい展示物を目に焼き付けて美術館を後にした (後日談ですが、実は展示されるまでは
四川省に所蔵されていた貴重な資料なども、このたびの地震に逢う事もなく守られたそうです

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今からおよそ1800年前、黄巾の乱が激しさを増している頃、広大な中国大陸を三分して魏・呉・蜀
の三国が覇権争いを展開、劉備・関羽・張飛の義兄弟や名軍師・諸葛亮(孔明)や曹操など武将・名将
・知将が活躍した「三国志演義」の世界は、私達日本人にも身近なものですが、それらの内容をさらに
解りやすく四部構成で展示されおり、見ている私達に悠久のロマンを感じさせる素晴らしい企画でした 

特に感動的だったのは「三顧の礼」に纏わるエピソードが大変わかりやすかったこと、そして、あまり
認識がなかった「桃源の誓い」「赤壁の戦い」さらに「星落秋風五丈原」など、その時々の資料が展示
されており、時代背景や登場人物やそれらの経緯が手にとるように理解できました
今後の事業承継や人材確保に参考になることが確認出来た(・・本ものを見る事が出来てよかった)

また、私達の大先輩である各界の方たちが、あらゆる角度から三国志演義を点検し史実に基づいて
展示開催されたこのたびの「大三国志展」に足を運び、見たり聞いたりして感じたことは、歴史観
や人生観について、トップリーダーとして堅牢な「思想・信条・哲学」が必要である事を・・・!

あらすじ 厳しい時代を乗り切るために、三人が義兄弟の契りを交わした「桃園の誓い」の凄さ
・・・・「国のため、民のために戦い、願わくば同年同月同日に死なん」との契りを交わす
さらに印象に残ったのは、劉備玄徳が智将諸葛孔明を向いいれるために行なった「三顧の礼」
幾多の戦争で苦労した劉備は、諸葛孔明のいおりを三度訪れ、ようやく逢う事が出来たこと
そして諸葛孔明は、劉備の「民を救いたい」との思いに打たれた孔明は「天下三分の計」を
説いて劉備に使え、幾多の変遷を辿りながら「赤壁への戦い」へと向っていくことになる

「諸葛孔明」最後の戦いの場所となる「五丈原」は、五丈ほどの大変狭い場所であったそうです
そこで孔明は火を灯して北斗七星に延命を祈りましたが、魏延が乱入してきたために火が消えて失敗
結局、孔明は五丈原で亡くなり、撤退の際に襲いかかる魏軍を孔明の木像で驚かせて逃走させたのだ
そうです・・・・「死せる孔明、いける仲達を走らす」・・・(心に残るメッセージでした)

諸葛孔明が決断した「泣いて馬謖を斬る」厳しい経営環境のもと現代にも通じる「決断の機微」を
如何なく発揮した勇気が凄い! (注・解説など東京富士美術館ブログを参考にさせて頂きました)

感動のあまり、家内が一言、「こんなところに、今この時に、何でいるのか?」
次元は違うが、それなりの思いをもって、東京富士美術館を後にした

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難しい歴史に遭遇した後は、おいしい物でも食べようという事で「うかい鳥山」に出向いた
この情報は、長い間友人としてお付き合いをさせていただいている石塚君の紹介であった

なんとなく聞き覚えのあった「うかい鳥山」駐車場に車を止めてから・・・?????
「チョッと・・・・お呼びでない」そんな空気が漂った 家内は「・・・・・・高そう」

玄関までの距離が長い・・・案内の方から情報収集 一時はどうなるかと三人はうつむき加減
さすが、節子さんは太っ腹 財布を確認したらしく「ここまで来て帰る訳には行かない・・・」

個室に案内されて、それなりの風情を楽しませていただいた

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仲居さんからいろいろな情報をいただきながら、料理に舌鼓を打たせていただき、季節を堪能させていただいた 創業が昭和39年、お母さんと娘さんで開業したらしい ちなみに性は鵜飼さんだったとか?
それからというものは、時代にも乗りあっという間に商売(店構えや個室)を大きく展開させたそうです
今では、評判を聞いた方たちで賑わっているのではなく、いわゆるリピーターで栄えているとお聞きした

時代は変わっても、歴史を作っていくための要諦は「信用であり人材」
・・・・・・・いろいろな思いをはせながら高速で帰宅の途についた

今日(平成20年6月1日)は、大変にありがたい「境涯」を感ずる一日となりました。